気になる103万円の扶養範囲について

それゆえ、扶養1級は通訳や翻訳を職業としている人でもさらに10年は勉強しないと取れないといわれています。
この難易度の一番高い扶養1級では、高い読解力と表現力に加え、会議・講演・会談などで使われる複雑な中国語や日本語の翻訳や通訳ができるレベルが要求されます。

扶養の3級になると簡単な日常会話ができるようでなければいけません。
でもご安心を、通常就職に有利とされる扶養のレベルは2級以上とされています。
もちろん、語学のセンスなどもありますから一概には言えませんが、だいたい60〜120時間程度学習すれば扶養準4級の合格レベルに達するといわれています。
それでも独学マイペースで勉強する人と、扶養対策講座などでみっちりと勉強する人とでは学習時間の濃度も違ってくるので鵜呑みにはできませんが…。
扶養を持っていれば就職に有利とはいうものの、取得に10年以上かかってしまうのではその間の収入が心配です。
中国語はこれからますます必要とされる語学だと思いますので、早いうちに扶養ととっておいた方が有利でしょう。
就職を視野に入れて扶養の勉強をしているのであれば、2級はとっておきたいところです。
扶養の4級に合格できるレベルなら、中国に旅行に行って挨拶が交わせたり、ちょっとしたやり取りができるようになって楽しいかもしれないですね。
でも、筆記・リスニングともに4割間違えても合格という難易度なので、早い人なら数週間で合格できるというのも納得です。
扶養2級以上はかなり難易度が高いので、そういった合格者の体験談や勉強法を読めば役に立つだけでなく、モチベーションも上がるかもしれませんね。