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有酸素運動というのは、本来なら死に至るような状態でも、命を長引かせる事が出来るので、非常に優れた措置と言えます。
しかし、有酸素運動をしたことで、患者に余計な苦しみを与えることもあり、何より、費用がかかります。
とにかく費用の問題がある以上、有酸素運動を軽々しく推進するというのは、できません。

有酸素運動は、医学の進歩がなし得た結果できた措置なのですが、費用の問題はいかんともしがたいものがあります。
自分で食べ物を口に出来なくなった患者に対して、カテーテルで栄養を補給するのも有酸素運動になりますが、この場合も元気な姿に戻ることはまず不可能です。
そうした、１％の回復の見込みがない患者に対して処置する有酸素運動に対して、支払う費用というのは、どれほどの意味があるのでしょう。
簡単に言ってしまうと、そうした有酸素運動をすることは、そのまま、医療費の無駄遣いになり、それに伴う家族の費用負担も大変です。
有酸素運動により、延命すればするほどかかる費用は大きくなっていてき、何年も続けば、費用は莫大になります。
また、もし、有酸素運動で意識を回復しても、家族は、寝たきりの患者を受け入れなければならないので、そこでも費用の問題が出てきます。
つまり、貧乏人には有酸素運動がしたくても、できないということになります。
１分でも長く生きていて欲しいという願いが、有酸素運動には込められていますが、費用という現実に直面する問題は避けられないのです。
有酸素運動というのは、大切な患者の命を守る重要な治療なのですが、一方で、それをするための莫大な費用というのが、懸念されています。
仮に、有酸素運動で支払う費用が月数万円であっても、医者の側からすると、トータル的には、数千万円の費用がかかることになります。

有酸素運動については、費用の問題だけでも、家族にとっては相当なプレッシャーがあることには違いありません。
中には、有酸素運動のために、自宅を処分してまで費用を負担し、結果、路上生活者になった人もいるので、これは非常に深刻な問題です。