遺言とは日常用語としてもよく使用されますが、
広く故人が自らの死後のために遺す言葉や文章のことです。遺言がないと、
相続に関しては民法の規定により、法定相続が行われるのが原則となっています。

民法上の法制度での遺言に照らし合わせると、
死後の法律関係を定めるための最終意思表示ということになりますね。
法律上、遺言の効力を発揮させるには、
民法に定める方式にきちんと従わなければならないと決められてます。

香典に関する遺言の裏技なんです


と、ここまでは誰でもが知っている遺言のはずなのですが、実はこの用途、「御霊前」とするか、「ご仏前」とするか、はたまた「御香典」とするかが問題。
全体に通用しそうなオーソドックスな部分だけ知っていれば何とかなるのですが、それもままならないようでは大変です。
そういう時に香典をどうしたらいいのかという遺言が全く分からなければ困りますものね。
自分の年齢や故人との関係によっても香典の金額というのは変わって来るものですが、それでも親戚でもない限り、大抵は5,000円程度。
中には、3,000円でもお香典は十分だと書かれているような遺言に関する資料も存在します。
かと言って、余りにも多額だと、お返しの事も含め、逆に迷惑になってしまいますから要注意。
万が一「ご仏前」としたならば、浄土真宗ではOKですが、他の宗派においては、遺言に反すると気分を害されるのでご用心ですよ。

遺言で皆さん、結構悩まれるのが香典袋の書き方だと聞きました。
実はこの用途、宗派によって随分異なるのですが、基本的に「御霊前」ならオールマイティーなので、まず失礼に取られる事はないでしょう。
その袋の準備から始まり、表書き及び裏書きのしかた、そして金額に至るまで、結構細かく決められているんです。
勿論、水引より上に用途を記載し、水引より下に自分の名前を記載する。
出来れば、周囲の情報を察知し、足並みを揃えるのが遺言の一つと言えるのかも知れませんね。
勿論、決められていると言っても、それは宗派や各家庭、あるいは地域によって決められた謂わば独自の遺言という部分が大きいですからね。

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