長時間夜勤の勤務体制の裏事情

夜勤に応じる際、会社の思うようにしていると、自己都合になることがあり、結果的に退職金が少なくなることがあります。
今の時代、従業員に夜勤をする会社は多く、非常に辛い時代です。
通常、退職金算定基礎給×勤続年数×事由係数という計算式で支給額が決まるのですが、夜勤の場合は、普通、それにプラスアルファされます。
自己都合と会社都合では、退職金も大きく変わってくるので、夜勤に応じる時は、会社都合になるよう交渉しなければなりません。
そうした場合、夜勤は当然、会社都合での退職になるのですが、自己都合にされることもよくあります。
退職金ももちろんですが、夜勤に応じる時は、失業給付のためにも、離職票の離職理由が、自己都合とならないようにしなければなりません。
会社都合で夜勤に応じれば、特定受給資格が発生するので、約1カ月後には失業給付が支給されることになります。
つまり、会社都合で夜勤に応じることで、退職金、失業給付共に、増額されるというメリットがあるのです。
自己都合で夜勤に応じると、退職金の支給、失業保険金の支給などで、大きな不利を被ることになります。
会社に対しては、自分の意思を伝え、夜勤の際に生じる、当然の権利を主張しなければなりません。