鳥インフルエンザとH5N1亜型ウイルス

中国政府は、国内初の人への感染が確認されたことで鳥インフルエンザ対策の強化に乗り出すことになります。
世界の五分の一を占めている中国は、鳥インフルエンザの驚異が高く、2005年、青海省で渡り鳥6000羽余りが死んでいます。
また、その年だけで5回も家禽への鳥インフルエンザの感染が起こっていて、非常に危険な状態になりました。
しかし、2013年にも、中国の上海で3人が鳥インフルエンザが感染していて、2人が死亡しています。
中国の東北部、遼寧省においては、鳥インフルエンザで鶏が大量に死んでいる実態があり、その怖さを物語っています。
発病すると鳥インフルエンザは、発熱と肺炎の症状を示し、その後、死亡するという経緯を辿ります。鳥インフルエンザは、中国において問題提起されていて、それは家禽の飼育数が150億羽近くもあるからです。
そうした中国の努力により、50億羽の家禽が鳥インフルエンザの免疫を持ったと発表しています。
そして、中国は鳥インフルエンザの家禽への感染拡大防止のため、ワクチン接種に力を入れています。
中国は鳥インフルエンザの感染拡大防止に躍起となっていますが、湖南省と安徽省では、人への感染が確認されました。
同じ年の10月には、中国のフフホト市、安徽省天長市、湖南省湘潭県において鳥インフルエンザが発生しています。
しかし、この鳥インフルエンザに関して、父子は病死した家禽類との接触歴がなく、子の感染ルートは明確ではありません。