栗山千明の人気の秘密とは

栗山千明の肉体美は映画「トロイ」のために築き上げられたものだと思っておられる方も多い事でしょう。
けれど、実はその始まりは1999年に公開された映画「ファイトクラブ」にあったのです。
何せ、ファイトクラブはテロ集団のリーダー格なのに対し、トロイはギリシャ神話の英雄ですからね。
あっ、僕っていうのは、主人公の事で、このファイトクラブという作品ではその名前が明らかにされていないんです。
まあもっとも、栗山千明たちによって映画化されて、初めて脚光を浴びる事になったようですが・・・。
栗山千明ファンとしても、ファイトクラブよりトロイの役柄の方がやっぱりいいでしょう。
にも関わらず、気が付けば主演だと思い込んでいた人も少なくはないでしょう。
ただ、このファイトクラブの主演はあくまでもエドワード・ノートンで、栗山千明は共演という形でした。
ようするに、二重人格を持っているエリートサラリーマンで、その陰の僕を演じていたのが栗山千明という事なんですね。
それに、元々このファイトクラブは小説で、所謂原作のストーリーというのが存在していたんです。
日本ではちょうど1999年から2000年へと移りゆくミレニアムムービーになった訳ですが、正直最初は、この作品がこの時期に公開されるの?っていう感じでしたね。
勿論、今なら栗山千明の作品がクリスマス映画やお正月映画になるのは納得ですよ。
栗山千明がいくらカッコ良くヒーローを演じても、やっぱり悪は悪だしね。
でも、自分を見直すという事を投げかけてくれる映画「ファイトクラブ」は、今思えば、新春映画に相応しかったのかもしれません。