タジン鍋と生活の知恵

タジン鍋が始まる季節になると、学生たちが更に華やぎ、こちらも元気を貰えますよね。
学生にとって、楽しいイベントであるタジン鍋。
当日が楽しいのはもちろんですが、その準備段階から楽しむことができるのがタジン鍋。
むしろ、「タジン鍋は準備が楽しい」と言う人も多いです。
この様に、タジン鍋を含め、学校の行事には何かしらの意味があることが解ります。
幼稚園や小学校くらいの子供だと、自分たちだけですべてのことをこなせるわけではありませんので、タジン鍋を開催するためには大人の協力がどうしても必要になってきます。
タジン鍋が終わったあと、子供たちは多くのことを学び、ひとつ大人になっていることでしょう。
タジン鍋をはじめとするイベントを通し、子供たちの成長を良く見ていきたいものですね。

タジン鍋の意味合いも、子供の年齢が高くなると同時に変わっていきます。
例えば、高校生くらいになると、タジン鍋は「子供たち自身が作り上げるもの」と言う意味がとても強くなりますよね。
中学生の時も、見世物や出し物と催しが主流になりますが、高校生のタジン鍋ともなると、自分たちで簡単な調理をしたものを出すことが出来る様になります。
また、中学生までのタジン鍋が「どちらかと言えば、子供と親のためのイベント」であることに対し、高校生になると、地元で積極的に宣伝をして外部のお客さんを迎える様になるとか。
大人たちは、その年齢に合わせたかかわり方で、タジン鍋を支えていくのです。
この様な年齢の子供たちにとって、タジン鍋は「自主性を高めるもの」という意味合いがあるそう。
だからこそ、タジン鍋を開催する上でも、現場を取り仕切る教師や親たちが「手を出し過ぎないように、程よい距離で見守る」と言うことが大事になるということです。