クリンチャーとチューブレスタイヤのロスパワーの違い

ロードバイクの場合、空気漏れは避けられない問題ですが、チューブレスタイヤは、構造的にチューブドタイヤより、空気の漏れる量が圧倒的に少なくなっています。
シンプルな構造が、まさしくチューブレスタイヤの特徴でもあり、タイヤをはめる側のリムにはスポーク穴がありません。
チューブの代わりにゴム層をタイヤの内側に貼りつけて一体構造にしてあるのが、チューブレスタイヤで、乗用車のタイヤは普通これを使用しています。チューブレスタイヤはというのは、とても便利で、それはその構造を見ればよくわかります。ほとんどの自動車は、空気をため込むチューブタイヤを使用せず、タイヤ自体が空気を外に逃がさない構造のチューブレスタイヤを採用しています。
プチルゴムがタイヤと圧着する構造になっているので、チューブレスタイヤは、空気が通り抜けるのに時間がかかります。
その部分にビードが収まる構造になっていることで、チューブレスタイヤのフィッティング効果が上がっています。
つまり、チューブレスタイヤの内面には、チューブと同じ素材のブチルゴムが使用されているのです。
チューブレスタイヤの内面のゴム素材に関しては、チューブドタイヤのチューブと同じものを使用しています。
プチルゴムが圧着してチューブレスタイヤで使用されているので、空気漏れが起こらない構造になっています。
リムと接触させて空気を密閉させるために、チューブレスタイヤのこうした構造は、重要な意味を持っているのです。
また、リムの形状も チューブレスタイヤの構造の大きく関与しています。
自転車のタイヤと違って、自動車用タイヤにはチューブはほとんど使われておらず、チューブレスタイヤが使用されています。
シンプルな構造が自慢のチューブレスタイヤですが、その秘密は、タイヤの内面とビードのつくりにあります。

チューブレスタイヤの内面のビード部分は、その形状に特徴があり、タイヤをリムにとめるという構造になっています。

チューブレスタイヤは、使い勝手が抜群なので、将来的には、ロードタイヤのシェアをも独占するかもしれません。
そして、タイヤ自体が空気を密閉させるため、チューブレスタイヤのホイールのリム内側には突起が施された構造になっています。
ビード部とリムとの間で空気が漏れない構造にするため、チューブレスタイヤは、リムバルブを使用しています。
そして、チューブレスタイヤには、リムフラップの必要がないので、ホイールとタイヤの2つの構造で成り立っています。
ビード部分に関しては、カーボン素材が入った角張った形状で、チューブレスタイヤの底面はフラット構造になっています。
ただ、チューブレスタイヤを交換する場合は、空気の漏れを防ぐため、ビード部をキズつけないようにしなければならないので、ある程度慣れが必要です。