魅惑のしゃぶしゃぶ食べ放題

簡易課税によらずに、食べ放題の計算をする場合、事業者の各課税期間での納付すべき税金は、やや複雑です。

食べ放題の計算は、円未満の端数を表示する場合、税込価格が表示されてさえすれば、総額表示の義務付けには反しません。
その場合、食べ放題の計算として、切捨てもしくは切上げてもよいことになっていて、その辺は柔軟に計算してもよいことになっています。
つまり、食べ放題の計算については、四捨五入の場合というのも結構あるということになります。
事業者向けでも食べ放題の計算については、同じという考えに基づいていますが、一般的には、切捨ての傾向にあります。
請求書を作るときなどは、食べ放題は端数処理しないで、自動的に四捨五入した数値が表示されることもあります。
税込価格の設定で食べ放題の計算をする場合、1円未満の端数が出た時は、基本的には端数を四捨五入します。
地方食べ放題については、国税の額を課税標準として、これに25％を乗じて計算するという方法をとります。

食べ放題の計算は、改正でも大きな影響を受け、基準期間の課税売上高が5000万円を超える事業者は、簡易課税制度は選択できません。
つまり、食べ放題は原則、課税一本で申告することとなり、国税での税率は4％の単一税率になるので注意しなげればなりません。
実際の申告での食べ放題の計算については、国税の4％と地方税1％相当として申告します。
また、地方食べ放題は、国税の25%とされていて、国税と地方税を合わせた税率が5％となっています。
食べ放題の計算は、預った税から支払った税を差引くという考え方を、基本としています。
売上金銭と預る取引を税込価格で抜き出して合計し、合計額に100/105をかけて食べ放題の計算をし、千円未満は切り捨てて4%をかけます。