自律神経系の様々な疾患については、戦後の高度成長期に東邦大学の医師により
定義されたものだそうです。日本ではその時から自律神経という名前はあったようですが、
近年になって脚光を浴びるようになったと言っても過言ではないでしょう。
今では関連のブログやサイトも多数あって、いくらでも情報収集出来ます。

自律神経障害は人気なんです


そして、双方の関係がうまく行かなくなった時、私たち人間の身体はありとあらゆる不定愁訴を発症する事になります。
だからこそ、多くの内科医は神経症という名目にたより、心療内科や精神科での相談を進めるのでしょう。
心療内科は比較的適切な対応をしてくれると思われますが、精神科へ行くのは、それこそ風邪を引いた時に、内科ではなく外科へ行くようなもの。
個人的には神経科へ行くよりは、鍼灸や按摩などの東洋医学系の治療院へ行く方がまだいいんじゃないかと思いますね。
倦怠感、不眠症、イライラなど、実に厄介な症状が多数見られますから、たしかに精神疾患と誤解しやすいのはしかたないでしょう。
当然の事ながら、自律神経そのものの不具合によって発症する事が最も多いと思われがちですが、決してそうではありません。
何故なら、私たち人間の生きるベースとなる新陳代謝や内臓器官の働きを調整しているのは全て自律神経だからです。
そうすれば、自律神経障害を引き起こす確立は大幅に減少するでしょう。
従って、そのバランスが乱れれば、当然その機能に障害を来す訳ですが、その逆も十分有り得るという訳ですね。
まあようするに、内臓と自律神経の関係は切っても切れないほど深く、持ちつ持たれつであるという事ですよ。
その代表格と言えるのが、昨今急増中の疾患とも言える自律神経失調症です。
何らかの器質的疾患が引き金になっている事も珍しくないのです。
なるべく規則正しい生活をして、疲労やストレスを貯めないようにしなければなりません。
こうなると、どうしても鬱状態などにも陥りやすく、精神疾患と混乱しやすいのですが、これが所謂自律神経失調症というやつですね。

自律神経障害と精神障害は全く異なる疾患だとは言われてもねぇ、ドクターですらも判別しにくいケースが少なくないのです。
さらに、医師によっては、更年期障害をも自律神経障害と見なされる事も珍しくないようですよ。
でも、その他にも、消化器神経症や呼吸器神経症、さらには血管神経症や起立性調節障害などもあります。
私たち素人が混乱するのは当然の事と言えるだろうとは思いますが、精神障害を疑うよりは、まずは自律神経障害を疑う方が賢明ではないだろうかと私は思いますね。
そして、取り敢えず心療内科へ行って、いろいろ相談してみる事が大事でしょう。
マジで、自律神経障害は早期発見、早期対処が非常に肝心、放っておくと、それこそ精神障害も併発しかねませんからね。自律神経のバランスが乱れると、心身に様々な障害を来す事はよく知られた話です。

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