自律神経系の様々な疾患については、戦後の高度成長期に東邦大学の医師により
定義されたものだそうです。日本ではその時から自律神経という名前はあったようですが、
近年になって脚光を浴びるようになったと言っても過言ではないでしょう。
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自律神経に漢方薬なんです


それこそ富みに物を言わせ、自律神経を調整する高価な漢方薬を服用していたのかも知れませんね。
皆さんもよくご存じの通り、西洋医学では、目の病気は目を、手足の病気や怪我は手足を、そして、内臓疾患は内臓を弄る事で治療します。
ただ、東洋医学の最大のメリットは、具体的な原因や症状を明確に区分しなくてもいいというところです。
故に、人によってその原因も症状も大きく異なり、しかも中々明確にしにくい自律神経系の不具合には適していると言えるようです。
ですから、自律神経のように直接触れない部位の不具合を調整するのは案外難しいのです。
この気という概念は、東洋医学のツボとも言える部分ですが、自律神経の乱れのような症状には大変適しているらしんですね。
そこで、按摩や鍼灸といった治療や漢方薬が思いの他効果を発揮する事も珍しくないようです。
実際、漢方の服用で自律神経失調症を克服したという人も多いようですよ。自律神経をやられると、様々な不定愁訴が現れますが、西洋医学では原因が明確にならない以上、完璧な治療法がないというのが現実のようです。
空気が綺麗でストレスなんて殆どなかった大昔には、自律神経失調症などという病気も存在しなかったはずです。
ただ、そういう面から見ると、そんな自律神経の乱れに中国4000年の歴史の漢方薬が効くというのも面白い話ですよね。
となると、当然、そのバランスを乱す人も多かったはずですからね。
が、しかし、王朝時代の中国では、上流階級の人々は常に心身ともに苛酷な状況にあり、自律神経をフル活用していたと思われます。
なので、もし本格的に漢方を取入れたいと想われるのであれば、やはり専門家に相談し、自分にあった処方をしてもらう必要性が高いでしょう。
いつの時代も競争社会を生き抜く人たちは大勢いて、ストレスを溜め込んでいるという事なのでしょうか。
そして、今も昔も自律神経のバランスを整える漢方薬は大人気という訳ですね。

自律神経系によく効く漢方薬としては、「加味逍遥散(かみしょうようさん)」が比較的有名かと想われます。
従って、更年期障害などに悩む女性にはいいのかも知れませんが、男性には効かない可能性もありますね。
それに対し、東洋医学は、そこに続く気の流れを正常にする事で様々な部位の様々な不具合を改善して行きます。

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