『書物語辞典(1936年 古典社)』によると
辞書では競取りという漢字が当てられているが、
一般的にはひらがなで、せどりと書きます。
糶取りの糶(ちょう、せり、うりよね)とは、米を売りに出すの意味です。
そこから米の競り売りや行商のことを指し、
漢字としては、出+米+翟から成り、
貯蔵してあった米を選り出して売りに出す事を意味し、
そこから転じて多くの物の中から選び出して売ることを
糶取る(動詞)または、糶り取ると言う。
『書物語辞典(1936年 古典社)』によると、語源は不明。
漢字は当て字で糶取、背取などと書き、せどりの營業は、
店舗から店舖を訪問して相互の有無を通じて口錢を得るのを目的とする。
即ち甲書店の依頼品を同業者間をたづね歩き値の安きを求め
其の間に立つて若干の利得をするとの事で、
書店同士の売買の仲介をする事、またはそれを生業とした人を指す。
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