REITは、不動産投資信託の事で、不動産を運用する投資信託の仕組みを指しています。
米国でREITは既に1960年代に誕生し、1990年代に入って急速に拡大していきました。

REITは、配当可能利益の90%超を分配すると法人税が課税されないので、
その点で優遇されています。そしてREITの場合は不動産の開発はせず、
その特徴は不動産の賃貸事業に特化している点にあります。
REITは、そうした特徴を有していて、非常に安定性が高く多くの投資家から支持されています。

REITと商用銀行なんです


商用銀行は、REITとは違い、顧客から預金を集めてそれを自ら判断して融資や投資をします。
そうした業務がREITの主要な一部分になりますが、商業銀行でも、そうした投資についてのアドバイスは行っています。
その点、REITは、商用銀行とは異なり、投資や会社の戦略についての業務を、専門的に取り扱っています。
商用銀行は、REITと違って、企業に対する業務を行う一方、個人レベルの預金や融資のサービスがメインになります。
財務的戦略は、入念に適切な戦略や計画を練る必要があり、REITは、専門的な見地からアドバイスします。
こうした点が、REITと商用銀行の業務上での大きな違いということが言えるでしょう。
一般的に、REITは自分でリスクを取りませんが、商用銀行は自分でリスクを取らなければなりません。
つまり、リスクを取っているのはREITではなく、投資家で、証券化する場合、証券は投資家の手元にあります。
商用銀行との大きな違いは、商用銀行が自らリスクを取るのに対し、REITはリスクを取らないことです。

REITは、商用銀行のように個人レベルの業務が主ではなく、企業を対象にしたサービスが中心になります。
商用銀行と違い、REITというのは基本的にリスクを取らないものなので、そこが大きなポイントです。
商用銀行は自らの判断で融資や投資を行いますが、REITは、単に投資先のファイナンスを手伝うだけです。

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