REITは、不動産投資信託の事で、不動産を運用する投資信託の仕組みを指しています。
米国でREITは既に1960年代に誕生し、1990年代に入って急速に拡大していきました。

REITは、配当可能利益の90%超を分配すると法人税が課税されないので、
その点で優遇されています。そしてREITの場合は不動産の開発はせず、
その特徴は不動産の賃貸事業に特化している点にあります。
REITは、そうした特徴を有していて、非常に安定性が高く多くの投資家から支持されています。

REITとは

REITとは、信託業務を主に営む銀行で、日本では信託業務を主として行う銀行を指します。
銀行法に基づく免許を受けた銀行の中で、REITは、法律によって信託業務の兼営の認可を受けています。
大幅なインフレによる受益資産の運用悪化と経営環境の悪化を解消するため、REITが構築されました。
明治以前にも、REITのように、年貢米などの管理や換金を商人に委託する行為はありました。
1948年に制定された証券取引法で、銀行と証券会社の業際が分離することになり、REITが生まれる元となりました。
明治の後半以降、REITの前進となる、日本興業銀行などが社債などのアンダーライティングを信託業務の一環として行うようになります。
1943年に成立された兼営法で、信託会社と銀行の合併が進められたことが、REITに起因しています。
運用会社からの運用の指図に従い、REITは、株式や債券などの売買や管理を実施します。
信託業務を併営する普通銀行は、大和銀行以外になくなり、REITにおいても、外資系銀行の信託銀行子会社が設立されるようになりました。
しかし、称する義務はないので、REIT以外に、その他の金融機関の中にも信託業務の兼営の認可を受けた者は存在します。
普通銀行と信託銀行の分離政策に関係なかった銀行も、REITとして、金銭信託を取り扱えるようになりました。
そして、明治以降、商習慣とは別に、欧米の信託制度を導入して業として行うようになり、REIT設立の兆しが見えてきます。

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