REITは、不動産投資信託の事で、不動産を運用する投資信託の仕組みを指しています。
米国でREITは既に1960年代に誕生し、1990年代に入って急速に拡大していきました。

REITは、配当可能利益の90%超を分配すると法人税が課税されないので、
その点で優遇されています。そしてREITの場合は不動産の開発はせず、
その特徴は不動産の賃貸事業に特化している点にあります。
REITは、そうした特徴を有していて、非常に安定性が高く多くの投資家から支持されています。

REITとETFは人気です


ETFは、REITと違い、日経平均株価に連動していて、その点が大きな違いということになります。
REITとETFは、共に、日銀が保有金額を増やせば、それだけ、値上がりが期待できることになります。
ETFは日経平均株価に連動していて、REITのように不動産市況の影響を受けず、ETFの場合、各種手数料は不要です。

REITとETFは、株価指数に連動し、これまでも買ってきたのですが、ETFの保有を2.3倍の3.5兆円としています。
そうすると、保有金額がかなり増加するので、REITとETFの市場での動きが非常に注目されています。
日銀のREITの購入金額 が2年で5割増の1700億円 というのはかなり思い切った策と言えるでしょう。
普通の株式のように売買できるのがREITの魅力で、投資信託会社が投資家からお金を集めて、指数を構成します。

REITは、ETFのように、日経平均株価の指数には連動していませんが、証券取引所に上場しています。
そして、政府の金融緩和政策においては、REITのみならず、ETFの買い入れも発表されています。
また、ETFの購入金額も 2年で2.3倍の3.5兆円なので、今後益々、REITと共に、ETFも注目されることは間違いありません。
もちろん、REITは、不動産の売却益や賃料収入が利益の源泉になるので、不動産価格が上昇すれば、それだけ価格が値上がる可能性は高くなります。
有利な運用成績をあげやすいのがETFで、REITの場合、不動産市況によっては、値下がりすることがよくあります。
日銀のREITとETF購入の金額をみると、日銀が買うのは国債だけなのかどうか、疑問を感じます。

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