トゥキャップパンプスが人気なのは、恐らくその履き心地の良さが
大きいのではないかと個人的には想っています。誰だって本当は
余りにも踵の高い靴とかヒールの細い靴とかっていうのは足が疲れるし、
履き心地だって決していいとは言えないから、好んで履きたくはないものなんです。

ただ、おしゃれ根性とライバル根性で履いているような部分は否めないから、
トゥキャップパンプスのような履き心地優先のデザインの靴が流行ると実に有り難いんですよね。

トゥキャップパンプスとはです



トゥキャップパンプスの危機を救ったのは、今ではすっかりおなじみとなったナイロンバッグ。
今では財布やキーケースといった皮小物全般から靴や洋服まで作っているトゥキャップパンプスですが、やはりその主力商品は、今も昔もバッグでしょう。
最初は皮革店といっても殆どカバン屋さんと言った感じだったと聞きました。
ヨーロッパの上流階級を相手に老舗らしい品質とデザインを売りにビジネスを展開して来たトゥキャップパンプス。
やはりビジネスを成功させるためには発想の転換や時代の流れを捕らえる事はとても重要なんですね。
なぜ食品を扱う商社の研修で、一流ブランドのファッションアドバイザーが公演に来るのだろう。
あのバッグに使われているナイロン素材は軽くて丈夫なのが最大のメリット、まさにバッグには最適の記事だったんですね。
ただ、かつてのトゥキャップパンプスと言えば、セレブのためのブランド、その素材も高級感漂うレザーに限定されていたような部分がありました。
ミラノの一角に構えた皮製品専門のそのお店の名前はプラダ兄弟商会、その名の通りのファミリー企業だったそうですね。
女性のアクティブ化とともに、軽くて丈夫で使い道が豊富なトゥキャップパンプスのナイロンバッグは一般女性という新たなファンを獲得する事に成功したのです。
その証拠に、マリオ・プラダも自らの旅行用のトゥキャップパンプスにはこのナイロン素材を使用したボストンバッグを使っていたそうですよ。
まさかあのトゥキャップパンプスが、倒産の危機を迎えていた時期があっただなんて、ちょっとビックリです。
昨日参加した企業研修の一環で、このトゥキャップパンプスについての話を初めて聞きました。
当然、素材もデザインもこれまでのトゥキャップパンプスとは大きく異なりますから、価格も変わって来ます。
しかし、その賭けは見事に大当たり、セレブ御用達の超高級ブランドが街を賑わわす身近な存在になったその光景は、まるで時代を反映しているような感じでした。
20正規のヨーロッパを代表する高級ブランドトゥキャップパンプスの姉妹ブランドであるという事を知らない人も少なくない位です。
トゥキャップパンプスその物に対しての興味はそれほどでもありませんが、その歩みや進化には大きな関心を持ちました。

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