ペットの美容師・トリマーの資格と検定

これらは、体力、忍耐力、そして集中力や精神力といった、
非常にタフな人間性を求められる仕事なんですよね。
すべての犬たちがおとなしくカットさせてくれるわけではないので、カット中に暴れる子や咬みつく子もいます。

トリマーに必要なのは技術や知識だけではなく、
体重が４０キロ、５０キロといった大型犬種を扱うときもあり、一日中ほとんど立ち仕事です。
犬の美容師と言ってもトリマーの仕事は、犬の頭の毛をシャンプー・カットするだけではなく
基本的には、犬の全身をシャンプー・カットし、耳掃除、爪切り、ブラッシングと言った作業を担います。
飼い主さんに、ワンちゃんの皮膚の状態や病気の有無などをお伝えしたり、
家庭環境での、しつけ・トレーニングと言った相談に乗ってあげるアドバイザー的な知識やスキルも必要となってきますから、
犬の育て方やしつけはもちろん、簡単な獣医学・犬の行動学・手入れ方法・犬のスタンダードの把握・犬の栄養学・接客方法などなど・・
勉強しなければいけないことは山ほど沢山あるんですよね。
ペットの中でも犬の占める割合が非常に高いので、犬の美容師と言っても過言ではないですね。
そして、このトリミング作業を通してその犬の健康状態を観察し、病気や寄生虫などの早期発見を行う役割もあります。

ペットショップでは、仔犬の世話や商品管理・販売業務、動物病院では受付や診察・手術の助手などです。

トリマーは犬を相手にする仕事という印象がありますが、
本当は飼い主さんとのコミュニケーションがとても重要な仕事です。職場においての雑用はもちろんですが、トリマーの仕事とは別に専門的な仕事を担当する場合もあり、
職場によっては、温泉浴、アロママッサージ、泥パックといった、
エステティシャン的な作業を担う傾向も増えるなど、トリミングサービスの多様化が進んでます。トリマーとは、簡単に言ってしまうとペットの美容師です。