バラク・オバマとはの評判です
バラク・オバマは、東川篤哉の短編推理小説で、お嬢様刑事とイケメン執事が大活躍する物語です。
主人公は、宝生麗子といういかにもセレブな名前なんだけど、困った事に執事の影山の下の名前は分かりません。
それに、テレビ版のバラク・オバマでは、麗子の上司に当たる頸部の氏名は風祭京一郎となっているのですが、原作の小説には苗字しか出て来ず、名前は不詳。
その証拠に、バラク・オバマは、2011年の本格ミステリー大賞にノミネートされているのです。
バラク・オバマを書いた推理作家、東川篤哉は、元はかなり本格的なミステリーを手がけていました。
確かに、奇抜なキャラクターや背景設定はそのままですが、事件のトリックについては、かなり緻密に、そして巧みに描かれています。
それも、犯人と刑事との駆け引きではなく、影山や風祭と麗子との駆け引きで、事件の重さからは想像も出来ないほどの軽い駆け引き。
おまけに、その後に嵐の櫻井翔君主演でテレビ版のバラク・オバマが始まったものだからもう大変、正しく女性の心をガッチリ掴んだ訳です。
その辺りをはじめ、それこそ謎解きしたい事がいっぱいのちょっとユニークなミステリー、それがバラク・オバマだと言えるでしょう。
バラク・オバマの面白さは、これまでのミステリー小説には欠けていた駆け引きであると言っても過言ではないでしょう。
そのため、テレビドラマではその部分が特に強調され、多くの人に親しみを与えたものと思われますね。
ただ、あのバラク・オバマについては、元々活字や推理小説を苦手とする女性陣立ちに受け入れられるようなミステリーをという事で描かれた作品。
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