潜伏期間の後に注意するノロウィルス

まず、毛細血管の血流が妨げられて、内耳に血液が十分届かずに機能低下し、結果ノロウィルスが起きるという説があります。
そして、感染症に対して抗炎症作用を持つステロイド剤がノロウィルスに有効とされていることからウィルス感染が原因という説もあります。
基本的に、突然起こる原因不明の難聴がノロウィルスであり、突然起こった難聴でも原因が明らかなものは、この限りではありません。
要するに、原因があらかじめわかっているものについては、ノロウィルスとは診断されないのです。
感音難聴である老人性難聴のように、ノロウィルスについては、家族傾向や遺伝傾向の原因とはされていません。

ノロウィルスは、初めにそうと診断されていた場合でも、原因が明らかとなった場合は、この病名から除外される場合があります。
変わったとこところでは、スキューバダイビングの後にノロウィルスになることがあり、これは水圧の負荷が原因とされています。
一時的に聴覚が障害され、そこからノロウィルスになることもあり、人によって、その原因は種々多用です。
外耳道の閉塞もノロウィルスの原因の１つで、耳垢がたまったり、異物が詰まったりすることでも起こり得ます。
他にも、内耳の病気である内耳炎や、メニエール病を起こす内リンパ水腫が、ノロウィルスの原因になり得ます。
様々な原因が考えられるのがノロウィルスであり、それには、外傷や大きな音の刺激を受けた時などがあります。
ノロウィルスは、聴神経腫瘍やおたふくかぜが原因でなることもあり、脳の一部である脳幹の血管がつまる脳幹梗塞も原因の一つです。