延命治療の措置をした場合とそうでない場合の生存期間には、どれくらいの差があるのでしょうか。
そして延命治療で得た状態というのは、
どのくらいの生命の質があって、それを維持できるのでしょう。
苦痛がなく喜びや楽しみのある生活を取り戻す事ができなければ、
果たして延命治療にどけだけの意味があるのでしょうね。延命治療というのは、
実際の医療の現場においてもこれが本当に大切な救命治療なのかどうか物議を醸しています。

延命治療にかかる費用のポイントです

延命治療というのは、本来なら死に至るような状態でも、命を長引かせる事が出来るので、非常に優れた措置と言えます。
しかし、延命治療をしたことで、患者に余計な苦しみを与えることもあり、何より、費用がかかります。
延命治療というのは、大切な患者の命を守る重要な治療なのですが、一方で、それをするための莫大な費用というのが、懸念されています。
つまり、貧乏人には延命治療がしたくても、できないということになります。
今では、超高齢化に突入しているので、延命治療を続けるお年寄りは多いのですが、費用をめぐって、悩みを抱える家族も少なくありません。
とにかく費用の問題がある以上、延命治療を軽々しく推進するというのは、できません。
また、もし、延命治療で意識を回復しても、家族は、寝たきりの患者を受け入れなければならないので、そこでも費用の問題が出てきます。
自分で食べ物を口に出来なくなった患者に対して、カテーテルで栄養を補給するのも延命治療になりますが、この場合も元気な姿に戻ることはまず不可能です。
そうした、1%の回復の見込みがない患者に対して処置する延命治療に対して、支払う費用というのは、どれほどの意味があるのでしょう。
1分でも長く生きていて欲しいという願いが、延命治療には込められていますが、費用という現実に直面する問題は避けられないのです。
そして、患者に意識がない状態で延命治療を続けたところで、どれほどの意味があるのか疑問もあり、それを見守る家族も苦痛です。
呼吸が止まってしまった患者に対して、人工呼吸器を駆使したりするのが延命治療なので、その後、元気に回復するというのは、ほとんど期待できません。
仮に、延命治療で支払う費用が月数万円であっても、医者の側からすると、トータル的には、数千万円の費用がかかることになります。

延命治療については、費用の問題だけでも、家族にとっては相当なプレッシャーがあることには違いありません。
また、植物人間状態の延命治療というのが、果たして、費用をかけてまでする必要があるのか疑問です。

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