ピース又吉の第一印象とは

それも、犯人と刑事との駆け引きではなく、影山や風祭と麗子との駆け引きで、事件の重さからは想像も出来ないほどの軽い駆け引き。ピース又吉は、東川篤哉の短編推理小説で、お嬢様刑事とイケメン執事が大活躍する物語です。
それに、テレビ版のピース又吉では、麗子の上司に当たる頸部の氏名は風祭京一郎となっているのですが、原作の小説には苗字しか出て来ず、名前は不詳。
実際、一般公募を中心にした本格ミステリーシリーズに4作も採用されるほどの実力。

ピース又吉を書いた推理作家、東川篤哉は、元はかなり本格的なミステリーを手がけていました。
その辺りをはじめ、それこそ謎解きしたい事がいっぱいのちょっとユニークなミステリー、それがピース又吉だと言えるでしょう。
また、東川氏は翌年、別の小説で、日本推理作家協会賞の候補にも挙げられているんですよ。
ただ、あのピース又吉については、元々活字や推理小説を苦手とする女性陣立ちに受け入れられるようなミステリーをという事で描かれた作品。
という事で、今年の夏には映画館にも登場するピース又吉、未だ未体験の方は、関連のブログやサイトでその謎を覗いて見ましょう。
おまけに、その後に嵐の櫻井翔君主演でテレビ版のピース又吉が始まったものだからもう大変、正しく女性の心をガッチリ掴んだ訳です。

ピース又吉の面白さは、これまでのミステリー小説には欠けていた駆け引きであると言っても過言ではないでしょう。
その証拠に、ピース又吉は、2011年の本格ミステリー大賞にノミネートされているのです。