ハイキングなどでマダニの生息場所へ出かける時はマダニに噛まれないように、
肌の露出を避け、しっかり虫よけ対策を行うことが大切です。
マダニによるウィルス脳炎がドイツなどヨーロッパでも発症していて、
マダニによる感染症は明らかになってないので、抗ウィルス剤やワクチンもありません。
日本でもマダニ感染がニュースになっているのは最近ですが、マダニのウィルスは
人から人への感染はないとのことで、マダニの感染症はどちらかというと人ではなく、
犬やネコなどのペットに対して注意されていた事が多いような気がします。

犬やネコなどのペットには色々なダニや害虫が付くことが多くマダニもその一つです。
全てのマダニがウィルスを持っているわけではなく、
また、マダニに噛まれたとしても必ず発症するという事ではないようです。

マダニと風邪は人気なんです

マダニとはその名の通り、夏に発症する花粉症のことを指します。
それがマダニという、あまり馴染みのないものと重なる事によって更なる混乱を招いたと言えるでしょう。
もちろん梅雨の時期と重なっている事が条件なので、地域によってはマダニを意識しやすい場合もあります。
反対に、自分では花粉症と無縁だと思っていても実はマダニ持ちだったという事があるかもしれません。

マダニは、花粉症としてはじめから意識されるより夏風邪かと思って意識される事の方が多いかもしれません。
ただ、夏風邪と勘違いしやすいというのは無視出来る問題ではないでしょう。
もちろんマダニに限って特別な症状を引き起こすような事はなく、いわゆる花粉症に見られるものから大差ありません。
風だと思っていたものが実はマダニだった、というだけのはなしなら良いのですが対策を講じてしまうと状況が変わってきます。
風邪だと思って対策をした結果、必要のない薬を服用する事になります。
それがどれだけの結果になるかはともかく、マダニに大して風邪薬を服用してももちろん状況が劇的に変化するような事はないでしょう。

マダニというものを知っていれば間違える事はなくなるのかもしれませんが、予備知識がない状態では風邪と間違えてしまうのも仕方ないかもしれません。
もちろん季節によって飛んでいる花粉の種類は異なるので、春に花粉症を患っているからと言ってマダニの症状が出るとは限りません。
そうした場合には、ずっと風邪と勘違いして過ごしている可能性が考えられます。

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