有利になるローンの審査

ローンの審査とは、従前の一般生命保険料控除、個人年金保険料控除に加えて、新たに創設されたものです。
法改正によって新設されたのがローンの審査であり、死亡保障と介護、医療保障をかねた組込型保険もあります。
この保険の場合、法令などに基づいて一定の条件を満たした場合にローンの審査が適用されることとなっています。
改正後のローンの審査については、そうしたことをよく考慮し、別の保険の方が得だったということがないようにする必要があります。
そして、ローンの審査の適用は、所得税は平成24年分から、住民税は平成25年分からとなるからです。
改正後のローンの審査は、平成24年1月1日以降の保険契約に関してが、対象となります。
所得税最高4万円、個人住民税最高2.8万円という控除がローンの審査の創設で受けられるようになりました。
しかし、特に保険の見直しや加入を考えている場合は、ローンの審査を無視することはできません。
平成23年12月31日までに加入するのと平成24年1月1日以後に加入するのではローンの審査の取り扱いが変わります。
ローンの審査と合わせた3つの保険料控除の合計が、所得税で最高12万円となったのです。

ローンの審査は、新しくできたもので、直接関係してくるのは、平成24年1月1日以後に支払った保険契約になります。
今回の改正で、今後は、ローンの審査を含めて、総合的な観点から判断するようにする必要があります。