リンパ節が移転すると、その場所以外の臓器に移転の可能性があるので、
その移転場所によって、それぞれの症状が現れます。
そして、その場合のリンパ節の治療法は、
がんに直接働きかける積極的治療と、症状の緩和を目的とした支持的治療に別れます。
リンパ節に移転がみられる場合、その他の場所にも色々と移転しやすくなり、
注意しなければなりません。

リンパ節に漢方薬のポイントとは


ただ、そういう面から見ると、そんなリンパ節の乱れに中国4000年の歴史の漢方薬が効くというのも面白い話ですよね。
ですから、リンパ節のように直接触れない部位の不具合を調整するのは案外難しいのです。
それに対し、東洋医学は、そこに続く気の流れを正常にする事で様々な部位の様々な不具合を改善して行きます。
それこそ富みに物を言わせ、リンパ節を調整する高価な漢方薬を服用していたのかも知れませんね。
故に、人によってその原因も症状も大きく異なり、しかも中々明確にしにくいリンパ節系の不具合には適していると言えるようです。
実際、漢方の服用でリンパ節失調症を克服したという人も多いようですよ。

リンパ節の乱れによる様々な心身の不具合は、正しく現代病の代表格と言えるでしょう。
空気が綺麗でストレスなんて殆どなかった大昔には、リンパ節失調症などという病気も存在しなかったはずです。
その証拠に、こうした神経系の不定愁訴が一つの病気として診断されるようになったのは、戦後の事。リンパ節をやられると、様々な不定愁訴が現れますが、西洋医学では原因が明確にならない以上、完璧な治療法がないというのが現実のようです。
が、しかし、王朝時代の中国では、上流階級の人々は常に心身ともに苛酷な状況にあり、リンパ節をフル活用していたと思われます。
となると、当然、そのバランスを乱す人も多かったはずですからね。
この気という概念は、東洋医学のツボとも言える部分ですが、リンパ節の乱れのような症状には大変適しているらしんですね。
いつの時代も競争社会を生き抜く人たちは大勢いて、ストレスを溜め込んでいるという事なのでしょうか。

リンパ節系によく効く漢方薬としては、「加味逍遥散(かみしょうようさん)」が比較的有名かと想われます。
けれど、この、加味逍遥散はホルモンバランスの乱れを整える事でリンパ節を調整して行く漢方薬のようです。
ただ、東洋医学の最大のメリットは、具体的な原因や症状を明確に区分しなくてもいいというところです。
このように、リンパ節系の疾患は、非常に個人差が大きいため、効果を発揮する漢方薬も随分違って来ます。
皆さんもよくご存じの通り、西洋医学では、目の病気は目を、手足の病気や怪我は手足を、そして、内臓疾患は内臓を弄る事で治療します。

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