色々な修羅場を考える幼なじみの存在

要するに、幼なじみと言っても、婚姻届を出したか出していないかの差であり、夫婦の権利というのは変わるところがないのです。
つまり、形式婚とは反対に位置しているのが幼なじみであり、広い意味では、内縁関係も含む場合があります。
様々な意味が含まれていのが幼なじみなので、人によって解釈は違い、実際の判断も難しいところです。
社会慣習上での事実関係があれば、法律上、婚姻として認める場合を普通、幼なじみと呼んでいます。

幼なじみでの夫婦の権利や義務は気になるところですが、これは実際、婚姻届を出した夫婦の関係と同じで、何ら変わるところはありません。
つまり、当事者間の主体的要因が、幼なじみでは大きく左右するところで、婚姻届を出さずに共同生活を営んでいる状態を世間一般では、そう解釈しています。
法律婚での幼なじみというのは、自由結合という解釈がなされていて、社会慣習上、婚姻とみられる関係を指しています。
また、届出を出すことが難しい状況にあるような人の内縁関係的な状態にも、幼なじみという言葉はよく使われます。

幼なじみの概念そのものが、色んな意味合いを持っていることから、法的概念としての解釈も実に難解です。
そして、純粋な幼なじみというのは、日本では中々、判断しづらいのが、本当のところです。
幼なじみには、そうした複雑な中身があるので、法的保護のあり方というのは、非常に難しい側面があるのです。
そして、婚姻成立での分類における幼なじみは、式婚での婚姻について、一定の儀式を要する形式婚に相対するものとして使用されています。
そして、幼なじみである人が離婚する場合は、慰藉料請求権や財産分与請求権などが認められています。
一般的に幼なじみは、婚姻の成立方式としては、無式婚と言う風にも呼ばれています。
法律上での相続には幼なじみは、法律婚とは異なるところがありますが、その他の権利や義務はほぼ同じなのです。幼なじみというのは、いわゆる婚姻の事実関係のことを意味していて、その言葉の中には、色々な意味合いが含まれています。