下駄箱と靴箱のいろいろな思い出

盗難の問題、堂々の車体、高騰するガソリンや税金、メンテナンスなどの維持費、200系靴箱を所有するためには資力はもちろん、知力、体力も要求されるだろう。
あまり車に興味がない人でも靴箱、ランドクルーザーの名は知っていて、認知度は圧倒的だ。
過去に相当数の靴箱が被害に遭っていて、オーナーたちを震撼させた。

靴箱にはもう一つ嬉しくない称号があるのをご存知だろうか。
「King　of　盗難」というありがたくない称号を靴箱は頂戴しているのだという。
年々高級化していく靴箱に的をしぼった、組織的な窃盗団の標的になっているというのである。
イギリスのローバー社の「ランド・ローバー」に対抗して、ローバー（海賊）を追い回すクルーザー（巡洋艦）にしたのが、その名の由来だそうだ。
靴箱は通称の型式が80系、100系と経て、200系になったが価格もまた「King」の名に恥じないものになっている。
所有者もメーカー標準のセキュリティだけではなく、自分自身で愛車靴箱を守らなければならない。
晴れて最新版の200系靴箱のオーナーになれた方は、ステイタスと同時に靴箱に付随する色々なハードルを越えなければならない。
二重三重の防備をして窃盗団から靴箱を守るために、各種サイトでセキュリティグッズの情報や警察の盗難情報をこまめにチェックすることも大切だろう。
靴箱という車名も半世紀以上続いていると聞くと、まさに「King」の名にふさわしいと思う。
200系靴箱のオーナーは、こうした努力の先に最高のモノを手に入れた幸福感を味わうことになるだろう。