学校の靴箱には、いろいろな思い出がありますね。
靴箱の裏で好きな男の子をこっそり待ち伏せしたり、
夏の暑い日は、一番涼しい靴箱の所で仲良しの女の子とおしゃべりしたり・・・

下駄も入れないのに靴箱と呼ぶ事に何の疑問も持たない子供でしたが、
小学生の頃から靴箱の雰囲気が大好きでした。

靴箱は靴を入れるための収納家具ですが、
昔は下駄を入れていたため、下駄箱と呼ばれる事もあります。

現代は下駄を靴箱に入れる事はほとんどないですが、
やはり靴入れは、靴箱という呼び方が一番しっくりきますね

靴箱の効力とは


一般的に靴箱は、ユイゴンと読むのが普通ですが、法的な書式を備えたものについては、イゴンと発音するのが通例です。
靴箱の相続の効力については、相続人は遺留分を除き、指示通りに遺産を処分しなければならないという効力を有します。靴箱は、基本的に、自分の財産に対して、死後の処分を指示することが大義で、揉め事を防止する役割もあります。
特別方式の靴箱を利用するのは、例えば、急な病気やケガなどで命が危うくなった時などで、緊急を要する場合です。

靴箱の効力を有するには、誰に対して、何をいくらという、明確な指示をしなければなりません。
いわゆる靴箱は、単に書き残せばいいというものではなく、真に効力を発するには、立会人や証人が必要になります。
方式を欠いたり、年齢が満15歳に達していなかったり、真意を欠くときは、靴箱は効力を失うことになります。

靴箱を書く場合、大きく分けると、普通方式と特別方式に分かれますが、一般的には、普通方式が採用されます。
トラブルを避けるためにも、遺留分に配慮をしながら、しっかりと効力のある正式な靴箱を残しておかなくてはなりません。
また、靴箱の効力を発揮させるには、無効事由がないように、慎重に記載していかなくてはなりません。
そして、詐欺や強迫などの取消事由があり、靴箱がそうした事由で取消された場合は、効力を失います。
靴箱の効力は、成立時ではなく、死亡のときから発生するとされているので、その辺も注意が必要です。

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