動物看護師の資格取得で独立開業を目指す

動物看護師をする人は、実は、普通に働く人よりも、10年も寿命が短いというデータがあります。
これは、フランス政府の委託で、ヴィスナール教授が約2万人の動物看護師交代勤務労働者を対象に調査した結果によるものです。
この調査により、動物看護師は、寿命を10年以上も縮めるという結論に至ったのです。
人間にとって睡眠時間は一日7〜8時間が最適と言われているので、動物看護師の労働は、人間の体をむしばむものと言っていいかもしれません。
そして、動物看護師労働者に対しては、電話付きの休養室を作って、家庭に電話をかけられるように配備しました。
すぐに対策を講じたフランス政府は、関係閣僚会議を開いて、土曜日の動物看護師や、日曜日の早朝を含む勤務形態を新たに編成することを禁止しました。

動物看護師は、寿命を縮めることが、フランスの調査でわかったので、労働者に対して、休養室、宿泊施設に長椅子や、防音、遮光設備の設置を義務づけました。
フランスでは、動物看護師の過酷さを正面からとらえていて、健康と社会生活を護ろうとする姿勢を示したのです。
要するに、動物看護師労働者に対して、夜間働く人の疎外感をなくすことに努めたわけです。
労働の復権に関する法律をフランスは施行し、動物看護師従事者のために、温かい食事の提供を管理者に義務づけることも示しました。
睡眠時間が短いと死亡率が高くなる傾向にあるので、動物看護師が寿命を縮めるというのは納得がいきます。
なぜ寿命が縮まるのかというと、動物看護師労働者には、色々なストレス症状が現れてくるからです。
主に動物看護師労働者に現れてくる症状としては、イライラ、意気消沈、不眠、胃病などで、これらが次第に健康をむしばんでいく、寿命を縮めるのです。
日勤者の胃腸障害発生率と比べると、動物看護師者の場合、二倍強になり、これは寿命を縮める大きな原因と言えます。