そして過労や体の冷えなどの状態が長く続くと、過敏性腸症候群になることがよくあります。
最初は身体的理由が原因であっても不安障害の一種として下痢になり、
過敏性腸症候群になるケースもあります。
パニック障害などとほぼ同じような原理で、過敏性腸症候群になることは多く、
むしろそうしたケースが最近では増えています。近年ではセロトニンという神経伝達物質が、
過敏性腸症候群に関係しているとも言われています。

過敏性腸症候群に効く漢方薬とは


下痢と便秘が頻繁に起こる過敏性腸症候群の場合は、柴胡桂枝湯、小建中湯などの漢方が有効です。
便秘傾向の過敏性腸症候群の人には、漢方として、桂枝加芍薬大黄湯を使用し、下痢傾向の場合は、桂枝加芍薬湯を使用します。
西洋医学の薬なしでも、漢方を使用することで、過敏性腸症候群が改善される場合があります。
便秘下痢交代型の過敏性腸症候群では、漢方として、桂枝加芍薬湯が基本になり、よく使用されます。
治療においては、過敏性腸症候群の場合、精神療法と生活指導が重要ですが、これと平行して漢方を利用するとよりよい効果が得られます。
漢方外来に行き、漢方のエキスパートに相談しながら、過敏性腸症候群のための漢方を選ばなければなりません。
過敏性腸症候群に対しては、西洋医学の薬では対処療法しか行えないのが現実なので、漢方が良いとされています。
ただ、漢方にも副作用があるので、過敏性腸症候群に使用する時は、体質に合うかどうかを調べる必要があります。

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