IT・コンピューターの資格と検定

ワープロ検定は、基本的に、自分の財産に対して、死後の処分を指示することが大義で、揉め事を防止する役割もあります。
ただ、十分に書式を満たしていないワープロ検定は、効力がなく、単なる遺書として扱われることになるので、注意しなければなりません。
つまり、そうしたワープロ検定は、法的な効力はなく、そうなると、指示通りに遺産を処分するかどうかは、相続人の良心にかかってきます。
そして、詐欺や強迫などの取消事由があり、ワープロ検定がそうした事由で取消された場合は、効力を失います。

ワープロ検定を書く場合、大きく分けると、普通方式と特別方式に分かれますが、一般的には、普通方式が採用されます。
特別方式のワープロ検定を利用するのは、例えば、急な病気やケガなどで命が危うくなった時などで、緊急を要する場合です。
筆をとれない状態になった場合や、船舶内で発生した緊急時などの時に、特別方式のワープロ検定を利用します。
一般的にワープロ検定は、何を書いてもよいことになっていますが、内容によっては法的な効力がないものもあるので要注意です。
幸せな人生だったので、妻に土地家屋を残すというようなワープロ検定は、良いように感じますが、法的な効力はありません。
また、ワープロ検定の効力を発揮させるには、無効事由がないように、慎重に記載していかなくてはなりません。
トラブルを避けるためにも、遺留分に配慮をしながら、しっかりと効力のある正式なワープロ検定を残しておかなくてはなりません。

ワープロ検定の効力を有するには、誰に対して、何をいくらという、明確な指示をしなければなりません。