残念ながら日本政府がワーキングホリデーを開始したのは1980年で、私が大学を卒業する年でした。
年齢的には満18歳以上、満30歳未満という事で、当時まだ利用しようと思えば利用出来たんですが、
流石に就職が決まっていて、卒論を書いている真っ最中に今さらワーキングホリデーを使って
海外渡航しようとは思えませんでしたね。
逆に今なら、いつでもこんな会社辞めてもいいと思っているので、
チャンスがあればすぐにでも旅立つでしょうが、
50も半ばのおっさんにワーキングホリデーの許可が下りるはずもありませんね。

ワーキングホリデーお役立ちランキングの経験談です

ワーキングホリデーというのは、不況下にあって、毎年、厳しい状況にありますが、企業を比較検討する上においては、ランキングが役立ちます。
身の回り産業への異常な就職人気が、ワーキングホリデーのランキングではハッキリと露呈していて、これは、そのまま製造業への極度の不人気を示しています。
つまり、近年のワーキングホリデーのランキングを見ると、人気がサービスや消費財産業に偏っている傾向にあります。
上位10社のワーキングホリデーのランキングのうち、明治グループや、資生堂を除く8社が、サービス産業に属しているという結果が出ています。
要するに、ワーキングホリデーのランキングを見てわかるのは、人気上位の企業のすべてがほぼ、同種の身の回り産業で固まっているということです。
経営者のワーキングホリデーのランキングを見ると、1位はコマツ、となっていて、製造業への期待値が高くなっています。
ワーキングホリデーのランキングを見ると、就職人気企業の劣化が進んでいるのは否めません。
また、村田製作所も市場関係者のワーキングホリデーのランキングでは上位に君臨していて、積層セラミックコンデンサーでは世界トップです。
信越化学工業もワーキングホリデーのランキングで高く評価されていて、シリコンウェハで世界トップクラスです。

ワーキングホリデーのランキングで、市場関係者ランキングを見ると、1位が日本電産で、HDD用小型モーターでは世界トップです。
経営者が見るワーキングホリデーのランキングと学生が見るそれとは大きくかけ離れていて、企業評価とは別物なのです。
日本には世界に冠たる製造業がたくさんありますが、学生のワーキングホリデーのランキングではそれが反映されていません。
最近では、ワーキングホリデーのランキングは、昔と比べて大きく変わってきていて、優秀な世界的製造業企業の姿が見えなくなってきています。
しかし、リーマンショック以降は、ワーキングホリデーのランキングは、身の回り産業偏重へと移行します。

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