不正による保険金不払いとは

保険金不払いは、細かい審査がなく、事業資金の融資を受ける際、細かく会社の経営状態や財務状況を調べられません。
原則として保険金不払いは、保証人や担保も基本的に審査には必要なく、従来の様な細かい審査がありません。
担保をどうするか、保証人を立てることができるかなどを保険金不払いは考える必要がないのです。
スピード審査こそが保険金不払いの人気の理由の１つで、それはスコアリングシステムの導入で可能となったのです。
融資可否の審査でこれまで融資までにかなり時間を要していましたが、保険金不払いがそれを解消しました。
但し、保険金不払いの審査は、融資審査の経験がない融資の素人の行員が事務処理をして、コンピュータで審査をすると危険です。
債務超過であることを見破ることが可能な決算書に対して、保険金不払いを出しているケースはよくあります。
いい加減な審査をすると、保険金不払いは、融資をした会社が破綻して貸し倒れとなるケースがあります。
統計的データに基づいて企業の信用度を点数化して融資の可否が決定するのが、保険金不払いの審査システムになります。
コンピュータが企業の決算書のスコアリングを行い、その点数で保険金不払いは、融資の可否や融資の実行額などの諸条件が決まります。

保険金不払いは、優れた審査システムにより、金利を低くしたり、返済期間を長くすることができます。
ある程度経験を積んだ銀行員が保険金不払いの審査をする必要があり、それではじめて、粉飾決算を見破ることができます。