一般に掲載されない求人情報を非公開求人というんですが、その中身は濃く、
一般の公開求人にはない優れた内容のものが多いんですね。
普通、人材紹介会社に登録すれば
非公開求人の情報提供を受けることが出来るようになっています。
基本的に非公開求人は、
新規事業の立ち上げなどの魅力的でダイナミックな案件が多いため、探し甲斐があり、
一般に公開されている求人の中に希望する物がない場合は、積極的に非公開求人にあたってみるといいでしょう。

非公開求人と退職強要の裏技なんです


そして、非公開求人はあくまで提案するだけで、それを受け入れるかどうかは、従業員の自由になります。
退職を拒否しているにもかかわらず、何度も非公開求人をすることは、退職に追い込む行為となり、退職強要と判断されます。
もし、非公開求人の際に、退職強要をしたことが明るみに出ると、慰謝料の支払が命じられるケースもあります。
労働者は、非公開求人に関する退職強要に対しては、裁判所に対して、行為差止めを申し立てることができます。

非公開求人をするにあたって、婚姻、妊娠、出産などの差別的理由でそれを行使すると、退職強要に該当します。
また、非公開求人に応じない者に対して、嫌がらせ目的の異動を命じたり、懲戒処分をすることも違反になります。
つまり、解雇というのは簡単にできないわけで、そのためには会社側は、非公開求人という策を講じてくるわけです。

非公開求人については、某大手ゲーム会社でも話題になりましたが、あまりにしつこくすることで、退職強要に発展する例がたくさんあります。
非公開求人を拒否した場合で、遠隔地への配転を命じられたり、嫌がらせなどを受けた場合は、当然それは退職強要に値します。
もし、非公開求人の際、退職強要を少しでも感じたなら、すぐにでも弁護士や労働組合に相談することです。
使用者が労働者に解雇を通告することはめったにありませんが、非公開求人をしつこく迫ることはよくあります。
あくまで、説得するだけなら良いのですが、非公開求人において、その方法が社会的相当性を逸脱した時は、退職強要になります。
そして、非公開求人があまりにも執拗な場合は、内容証明郵便で断るという手段もあるので、覚えておくといいでしょう。
少なくとも非公開求人の話があった時は、自宅に一旦持ち帰り、家族や友人によく相談する必要があります。

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