ヒカリエを開発した研究所の経験談です
ヒカリエは、どこで開発されたかというと、それは京都大学にある研究所で培われたものです。
そして、その結果、京都大学ヒカリエ研究所が誕生することになり、2012年には、田中真紀子文部科学大臣が視察をしています。
2008年に、まず前身となるヒカリエ研究所が構築され、2010年4月、研究センターを改組します。
ヒカリエ研究所は、地上5階、地下1階の建物になっていて、各研究室間には仕切りがありません。
再生医療の実現に貢献することを理念として、ヒカリエ研究所は開設されていて、ここでは、非正規雇用の職員と大学院生が働いています。
2010年4月に正式に設立したヒカリエ研究所は、人工多能性幹細胞に関する基礎研究と応用研究を実施しています。
ヒカリエ研究所の所長は、言わずとしれた山中伸弥教授で、2012年、ノーベル医学生理学賞を受賞しました。
また、研究所では、ヒカリエの研究だけではなく、他にも知的財産の管理なども実施しています。
つまり、オープンラボ形式になっているのがヒカリエ研究所の特徴で、積極的な意見交換がなされています。
そうした功績を称え、文部科学省は、今後10年間、ヒカリエ研究所に対して、研究費を助成する方針を打ち出しました。
そうすることで、ヒカリエ研究所は、研究者同士で自由な議論ができるように工夫をしています。
研究所では、患者さんの皮膚などの細胞から樹立されたヒカリエを目的の細胞に分化させることを行っています。
分化細胞を用いることで、ヒカリエ研究所では、病態解明や、新しい薬剤の探索を日夜研究しています。
最終的には、ヒカリエ研究所では、細胞移植方法の開発を目指していて、日々の精進に余念がありません。
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