ジェネリック医薬品と一口に言っても
実際、貧困の激しい発展途上国においては、ジェネリック医薬品が人々の命を繋いでいる光景も見られます。
勿論、多少なりとも独自の添加物配合や製造工程も考えなければなりません。ジェネリックの薬は安物だとか、安いから効果や安全性が低いのではないかとおっしゃる方が時よりいらっしゃるようです。
不況が深刻化している昨今、日本でもようやく、低価格のジェネリック医薬品が普及して来ました。
それでも、まだ多くの先進国が市場の60パーセント近くを占めているのに対し、日本は僅か30パーセント足らずです。
そのため、ジェネリック医薬品として大量生産され、アフリカなどのエイズ患者の救世主となっているんですね。
こうなって来ると、ジェネリック医薬品を取入れる事で、個人の医療費負担が大幅に軽減される可能性は否めないでしょう。
特に、複数の薬を長期間服用される方にとっては、見逃せない話だと言っても過言ではないでしょうね。
それでも、新薬の7割位の価格で入手出来るでしょうし、原価の安価な薬であれば、新薬の2割程度の価格で提供されるものもあります。
ただ、それでも新薬に比べれば遙かにリーズナブルで済みますから、それがそっくりそのままジェネリックの低価格に反映されて来るという訳です。
そのため、全てのジェネリック医薬品が新薬よりも遙かに低価格かと言われれば、そうでもない事も多々あります。
出産前のお母さんと生まれたばかりの赤ちゃんにそれぞれ一回ずつ投与する事でHIVの母子感染リスクを軽減出来る事で知られるエイズ治療薬「ネビラピン」はその代表格。
ところがところが、インドでは、その有効成分から、元々特許が認められていないのです。
ジェネリック医薬品と一口に言っても、やはり元々の有効成分が非常に高価な薬も少なくありません。
ジェネリック医薬品こと後発医薬品は、何も昨日今日に出回った薬ではありません。
けれど、ジェネリック医薬品が安いのは、生産コストが安いからではなく、開発までのコストが安いからに他なりません。
まだまだ検討する価値のあるジェネリック医薬品、関連のブログやサイトで一度じっくり調べてみられてはいかがでしょうか。
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