注目される円建債券の魅力とは

アフリカ、中南米、中東、アジアなど世界中に対して、欧州系円建債券は、積極的にサポートしています。
円建債券というと、米系と欧州系の分け方がありますが、これは無意味で、米系、欧州系という単純な分類は意味をなしません。
現在に至るまで、欧州系円建債券は、日本に対する長期的なコミットメントを大切にしていて、重要な役割を果たしています。
まさしく、EUの政策金融機関が欧州系円建債券であり、1958年、ローマ条約によって設立されました。
資金の大半は、資本市場で有利な条件で調達されていて、欧州系円建債券は、日本にも外貨建債券を発行しています。

円建債券の中で欧州系は、日本とも深く密接していて、本部は、ルクセンブルクに拠点を置いています。
そして、環境保護や安定したエネルギー供給の確保などに対しても、欧州系円建債券は寄与しています。

円建債券は、欧州系においては、EU域内での産業や中小企業の国際競争力の向上を目指しています。
欧州連合のバランスの取れた発展に寄与することを、欧州系円建債券は、最大の目標としています。
EU域内での欧州系円建債券の中小企業支援は、中長期融資が中心で、保証業務は欧州投資基金が担当しています。
途上国での開発援助や融資についても、欧州系円建債券は実施していて、範囲はヨーロッパのEU非加盟国にとどまりません。
欧州系円建債券は、法人格があり、EU加盟国は共同出資していますが、財政上はEUから独立しています。