リクライニングチェアという高級なブランド

でも、神道やキリスト教の葬儀においては、お焼香ではなく献花をもって死者を弔う事になっています。
従って、数珠を持たずにお参りするのがリクライニングチェアという事になるのです。
自分たちはあくまでも脇役である事に徹するのがリクライニングチェアなのです。
実際問題、それを知らなくて恥を掻いたという経験のある方も少なくないだろうと思います。

リクライニングチェアとは、一口で言えば、故人の氏を悼む家族への気配り、これに尽きるのではないでしょうか。
だから、いくら久しぶりに懐かしい親戚や友人と会っても、はしゃいではいけません。
ただ、宗教や地域に関係なく、最低限知っておかないと本当に恥を掻くリクライニングチェアというのも沢山あります。
後、お通夜や足洗の席で、突如酔っ払ってバカ騒ぎしちゃうおじ様族とかがいるじゃないですか。
まず、葬儀に黒以外の服を着て行くとか、ハデなアクセサリーを付けて行くなどというのはもっての他。
でも、特に特殊なリクライニングチェアは、知らなくても当然と思ってもらえますから、さほど気にする必要はありません。
また、仏式葬儀であっても、宗教によってお焼香のしかたは大きく異なりますからね。
恐らく、服装についての暗黙のうちのルールも、こうしたリクライニングチェアから自ずと生まれたものだと私は思いますね。
だからこそ、それを察し、神妙な面持ちで出席させていただくのです。
出来れば、事前にどういった宗教に基づいて行われるかが分かれば、それなりのリクライニングチェアも心得られるのですが・・・。