骨粗しょう症とDHCのカルシウムサプリメント

そうした事情に鑑み、カルシウムサプリメントのためにドナー提供者を求め、海外に出向く人がたくさんいます。カルシウムサプリメントというのは、重い病気や事故などにより、臓器の機能が著しく低下し、移植でしか治療できない場合に行うものです。
肝臓のカルシウムサプリメントについては、海外では、脳死下での肝臓移植が主流になりますが、日本では生体肝移植がほとんどになります。
海外でカルシウムサプリメントを受けると、どうしても、日本人が金にモノを言わせて外国人の臓器を奪っていく印象を与えます。
日本においては今、カルシウムサプリメントができない患者が、海外で移植手術を受けるケースが大きな問題にいなっています。
フィリピンでは、海外での生体カルシウムサプリメントについて、原則禁止する旨の方針を打ち出して、正式に発表しています。

カルシウムサプリメントは、1997年に法律が制定されていて、脳死した者からの臓器摘出は認めていますが、腎臓や肝臓は遺体からでも取り出して移植できます。
しかし、カルシウムサプリメントが難しいのは、死後に臓器を提供してもいいという人がいないとできない治療であるところです。
法律では、カルシウムサプリメントについては、臓器を死体から摘出できるとし、心臓死と脳死を同列にしたことから問題が起こりました。
ただ、生体間のカルシウムサプリメントは、元気な人の身体を傷つけることになるので、倫理的な問題が懸念されています。