ビューティー関係の資格と検定

日本国内において、
古くは明治時代より行われていた美顔術と呼ばれる女性向けのフェイシャルケアがエステの発端とされる。時代を通じて女性の美の追求は行われていたが、国民所得にゆとりができた1970年代から特に盛んになり、
顔に留まらず、全身按摩、脱毛など様々な行為と同時に、
美容に留まらず慰安も提供するエステティックという言葉が
広がったと考えられまる。エステティックは全身美容と訳され、
髪を除く全身の手入れを指す言葉です。そのエステティックを行う店がエステティックサロンで人気の職業のひとつといえます。
そこで働く専門技術者がエステティシャンです。
エステティックの領域は大きく分けるとフェイシャルトリートメント、
ボディケア、脱毛、カウンセリングの4つになります。
就業者の多くは若い女性で、
エステティックサロンの急増とともに就業者も増加しています。
医療関係者ではないにしろ、
エステティシャンは人間の身体に関わるのですから、
人体の構造(整理･解剖学)や精神面(大脳生理学･心理学)、
中でも仕事の直接の対象である皮膚の知識、さらに仕事の道具である化粧品や美容機器の取り扱いについての正しい知識は必要ですし、
そうした知識を人にわかるように正しく説明する能力も求められます。
フェイシャルトリートメントやボディのマッサージ法については、
充分な訓練と知識が必要で、化粧品や医薬部外品を用いてフェイシャルトリートメントを行う場合には、美容師の資格が必要になります。
最近では、エステティシャンの養成期間として、エステティックスクールなどの養成施設や専門学校も増えてきています。